「ロボティクスが創成する新しいライフスタイル」 プロジェクトについて

21世紀はロボット社会になると言われているが、どのような形で、どのように家庭に入り込むかに関しては必ずしも明らかにされていない。家庭にロボットが入りづらい大きな原因の1つに、ヒトとロボットのコミュニケーション・インターフェイス研究が進んでいないことがある。これまでの工場では、ヒトがロボットを気遣い、安全な関係を築いてきたが、家庭では逆に、ロボットがヒトを気遣う必要があり、そこには開発研究上の大きなパラダイムシフトが必要となる。

本プロジェクトは、これまでのヒト-ロボット・インターフェイス研究を次世代のロボット産業につなげるため、産学官でチームを組み、ロボティック・センサ技術、ロボティック・アクチュエータ技術を用いた新しいヒト-ロボット・インターフェイス開発研究、生活機能支援ロボット開発研究を実施する。

本プロジェクトでは,

  1.ヒト−ロボットの新しいコミュニケーション技術の開発研究
  2.ヒト−ロボットの新しい協働技術の開発研究
  3.住宅のロボット化技術の開発研究

の3つの大項目研究課題の下,7つの開発研究課題を並行実施している.

また、定期的な研究会を通じ、これらのインターフェイス技術の特性を活かした新しいロボティック生活のニーズ創成を追求すると共に,プロジェクト成果の発信を行っている.